ボーイ・ソプラノ James Rainbird ~ 高く天上へ昇った先で麗しく輝く声 ― 2016年09月15日 00時22分00秒

輝く歌声とは、彼のような声を言うのだろうと思いました。響きが、尋常ではなく麗しいです。柔らかく高く高く天上へと昇って行く声で、ボーイ・ソプラノにしか出せない声だと思います。光も影も全ての感動させる要素を兼ね備えた声だと思います。その割に、ブレイクしなかったのが不思議ですが、おそらく、バリバリのイギリス聖歌隊系的な選曲にあったのではないでしょうか。ソロだけではなくて、テノールやバリトンとの共演で聴きたかったです。声に余裕があり、音の輝きに艶が出ているのですよね。この艶のある声で、Pie Jesu、 Panis Angelicus、Walking In The Air 等々の耳触りの良い大衆路線をとったら、相当に売れたのではないでしょうか。聴きたかったです。素晴らしい演奏が収められたCDだからこその、ファン欲ですが。相当に高貴な声です。SUO GAN だけではもったいなかったBSソリストです。
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