ボーイ・ソプラノ Louis-Alexander Désiré ~ ボーイ・ソプラノとしては大人的女声的な技術法で表現2016年09月28日 07時02分40秒



 大聖堂でのライヴ収録のため、拍手が入るのが、気分転換になって良いです。歌うときに、舌なのか喉の奥なのか、震わせ方にテクニックを感じるのでヘタではないと思います。女声的にヴィヴラートも使います。声も高め安定です。ときに鋭く高い。です。喉はかなり強靭そう。・・・なので、というかなのに、というか、これほど、カバー写真とイメージの違う声も珍しい。聴いていて感覚が古い・・・と思うわけで。カナダのGERARD BARBEAU に、歌い方や声の感じが相当に似ているので、終戦時の録音かと錯覚しました。ちなみに2006年収録。選曲はなかなかですが、オペラというよりも、歌はこまっしゃくれた子役のミュージカルっぽく聴こえます。11曲目は聴衆の一部に受けていました。母音の響きも子音の感じも私の好みの範疇を超えるかなあ。普通に素直に自然に歌う方法を選択してくれていたら・・・。まあ、大人になってプロに進んでいるとしたら、ああそうなんだ納得、って思いますけれど。

少年合唱 Les Petits Chanteurs de Saint-André de Colmar ~ え、もしかして男女混声?2016年09月09日 00時15分10秒



 このCDは、欲しいCDと勘違いしてポチッと通販したCDです。取消しの方法も解らず、購入と相成りました。しかも、落ち着いて良く見たら、欲しいCDは、売り切れ状態でした。諸行無常。ん~、COLMARはCOLMARでも、今まで聴いてきたCOLMARとは違うCOLMARなのですね。このカバー写真! ポチッとしたとき、写真が表示されていなくて、写真があったら、いくら私でも、ポチッの前に、一拍、思い止まりましたとも。私のPCの状態がダメだった訳でして仕方ないかな。
 雰囲気は「天使にラブソングを」の聖歌隊バージョン。なかなかなのですが、ホントにこれが聖歌隊? 普通の編曲で聴きたかったかも。懲りない私は、もう1枚、通販してみて、届くのを待っているところです。ジャズっぽくないのを聴いてみたいので。ヘタとも言えないだけに、何も、おフランスのCHOIRがジャズらなくても・・・。しかも、大好きな WHAT A WONDERFUL WORLD に歌無しとは! そりゃ、ピアノとベース、ドラムのトリオはそれなりではありますよ。でも、私は、歌で聴きたいのだ! ソプラノ・ソロはCecileさんでしょうか。女声っぽくなく意外と硬質でストレートなソプラノで、聖歌隊とも違和感がありません。女声のような、でもBSのような、と思って聴きましたが、おそらく、女声ですね、表現力が、子どもの域を超えていますから。
 むしろ、ジャズ・シンガーしている、クリアなCecileさんの声、目的で買うCDかもしれません。お店でジャズを聴いている気分。ベースが良いな~。爪弾き具合がこんな音だったし~。
 タイトルのCLAP YOUR HANDSも、キングスが歌っている曲とは別物でした。このCDもCHOIRも悪くはないと思うのですが、私の範疇からは外れている内容だったのが残念でした。CHOIRは悪くないです。間違って購入した私が悪いんです。

ボーイ・ソプラノFrancis BERNIER ~ 粋でオシャレなアルバム2016年08月18日 17時52分18秒



正直、第一印象は、映画コーラスくらいに歌える子って世界中には複数存在するんだ、と思いました。Francis 君もその一人。しかもPOPシンガーだからなのか、聴く対象者を意識して歌っているプロです。歌のジャンルがPOPSなのかシャンソンなのか軽音楽なのか等という分類がわからないですが、いきなり高音へ急上昇するような曲はありません。横揺れ曲を上手に歌っています。1曲1曲が意味ありげにオシャレでステキで惹かれるのですが、小粒かも。ドラマティックな曲も聴きたかったです。

少年合唱 Les Petits Chanteurs à la Croix de Bois パリ「木の十字架」少年合唱団 ~ 100周年記念はしっとりと大人びた合唱で2016年03月22日 20時03分48秒



Les Petits Chanteurs à la Croix de Bois(70022640645)
100周年記念のベストアルバムで1935年から2006年までの演奏の中からピックアップされて収録されている模様です。私は、デルシーヌ神父様時代のファンなので、74年の録音がリアルタイムの演奏で、その数年後のバール君の演奏が無条件に最愛の演奏だったりします。ベストアルバムなので、それこそ完成度の高い演奏群ではありますが、私はこのアルバムは、初めて聴く方よりも、ずっとファンしていた方に持っていて欲しい1枚かな、とか思います。キラキラだった頃から渋みを帯びるに至るまで、合唱の質というか声の色彩の変遷を感じることが出来るので老舗ファンにはそのあたりを慈しんで欲しい、と。新規ファンには新規録音で現在を知ってファンをするのがおすすめです。
映画「コーラス」のモニエくん以後、おフランスといえば、サン・マルクに持って行かれた感がありますが、パリ木には男の子の声故の、やわらかさやさしさ素朴さがあるようです。収録曲の1曲1曲が、その時代を象徴し、それぞれの時代の「パリ木」が迫ってきます。とにかく編曲と演奏(合唱とソロ、そしてそのバランスも)が素晴らしい。いかにこの合唱団を愛していたか夢中になって聴いていたかを思い出させてくれました。あ、もしかして、これから聴く方にもおススメかも。ピンときた演奏があったら、録音年代をチェックして、その時代の録音から聴き始めるのが良いかも、です。

ボーイ・ソプラノ Eric le Rossignol ~ 教会コンサートより2015年06月07日 21時55分02秒



 CDよりは映像ありのこちらの方がおすすめです。Nella Fantasia は情感に溢れ、彼の声に感動しました。ご覧のとおり、体力が出てくる前の段階にあるので、曲によっては、御ししきれない部分もなきにしもあらず、でしたが、今の彼を撮っておきたい気持ちは良くわかりました。選曲をもっと考えたら、とも思いましたが、映像は音だけよりも雄弁に彼の美点を映し出してくれます。歌い方も丁寧さがより感じられて、CDよりは繰り返しますが、こちらに軍配が上がります。教会コンサート故の音の響きもきれいです。それに映像の方が彼のちょっとした表情の可愛らしさも感じます。コンサートを開催したかった、彼の記録を残したかった、という気持ちが伝わってきます。聴衆も多いです。曲の途中で躓いてやり直すところもマル。歌い終わってのちに、激励の(?)スタンディングオベーションがありました。温かいですね。Rossignolの名そのものの高くてクリアな声でした。

ボーイ・ソプラノ Eric le Rossignol ~ 鳴き声の美しい鳥2015年06月07日 21時25分18秒



 映画コーラスで、歌に目覚めた少年のようです。声は・・・そうですね・・・この写真のイメージのとおり、と記しておきましょうか。
 オペラのアリアを歌ったようですが、確かに、細く高い声は舞台では映えたと思います。
 おなじみの曲が並びますが、でも、「鳥」は、ルネ・シマールのイメージが強すぎて・・・。Ericくんの記録を残しておきたいと思った誰かが作ったプライベート盤でしょう。

Romeo ~ つや消ししたような渋い声2013年02月21日 18時43分03秒




 BEST OF ROMEO (200114-2)で、声の高低やコンディションが違うので、タイトル通りのベスト盤のようです。アマゾン・フランスで買いました。しかも、ノアムだと勘違いしていました。リアルタイムを知らないのですが、ルネくんの声を思いっきりつや消しした感じですかね? 変声前の安定した歌いぶりです。もうちょっと前の声が聴きたかったかも。シューベルト以外、初めて聴きました。どの曲も同じに聞こえてきます。ま、でも、背面の写真が普通に子どもっぽくてかわいいから良しとしますか・・・。歌っているのは子どもではなくて青春に入りかけたギャルソンくんなのですが。低い声の方がちょっと魅力かな。私の愛聴盤になるには、どこかウルンと一皮むけたところがあると良かったかも。不思議だったのは必ずしも声の調子が良くなさそうなときの録音の方に心ひかれたこと。内容を知らないままに買った1枚です。