RIGAS DOMA SUVENIRS リガ・カテドラル少年合唱団 ~ 温かい木漏れ日系合唱2009年01月07日 20時42分25秒

RIGAS DOMA SUVENIRS (C12-10551-2)

RIGAS DOMA SUVENIRS (C12-10551-2)
1979

制服が違うし、ホントはリガかどうか自信はない。
アルファベットの鏡文字みたいなのを読めないし。

聞こえてくるのは東欧系少女CHOIRから少女声の金属的な響きを取り去った ただただ はかなくやさしげな合唱。
少年CHOIR的清涼系ではなくて、そこだけ温かい木漏れ日系。

グノーのAVE MARIA以外は、初めて聴く曲ばかりだが、ゆったりとした癒し系の旋律にこのCHOIRの声色がとても似合う。

ソロもなく、合唱だけなのだが(知らない曲故に?)何処か幽玄的で、現実世界とは違う時間の流れを感じさせてくれる。

ボーイ・シンガー AD VAN YPEREN ~ ハートをくすぐる微妙なビブラート2009年01月08日 14時57分41秒

AD VAN YPEREN

AD VAN YPEREN (IMPERIAL IH 652)

全くもって初めて見た名前です。
アダモやクリフ・リチャードと同じシリーズのレコードなので
その類のジャンルの歌い手なのでしょう。

オランダで発売されたようです。
ヨーロッパではメジャーだったのかもしれません。

長いこと放っておいたレコードでしたが
今回、聴いてみてビックリ!

上手じゃ・・・。
声量も表現力もスバラシイ・・・。

イタリア語ですかね?

ロベルティーノやマイケルJr.の路線です。
二人に勝るとも劣りません。
微妙なビブラートには憂いもあり
なんとはなしにハートをくすぐります。
文字からして
片面でパパを歌い、裏面でママを歌っているのか?
伴奏も申し分ありません。
・・・当時は、売れただろうなあ、たぶん。

コレだけの声でこの表現力。
LP1枚、フルで聴きたいものです。
クリスマス曲よりは
当時、普通に売れた曲でも良いかもしれません。

学校坂道(西口ようこ・作詞) ~ 心の奥の「学校」の原風景2009年01月08日 20時01分06秒

「学校坂道」収録

西六郷少年少女合唱団 1999 定期演奏会 (fontec EFCD4036/7)

「学校坂道」という歌があります。

坂道の上に学校があって
海が見えて
友だちの笑顔が夕日に染まって・・・

という内容の詞ですが、

私も
このような原風景の中で
だいぶ昔に
たった2年だけでしたが
過ごしましたし

そのときに、その小学校の
1年生と2年生の数人だけで歌われた
「学校坂道」が印象的で

今でも
この歌を聴きたくなったりします。
聴くと
幻のように美しい
校舎の佇まいや
海に刻まれた白い波を思い出します。

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西六郷少年少女合唱団の合唱についてのコメントでなくて申し訳ありません。

Mozart Sängerknaben ウィーン・モーツァルト少年合唱団 ~ 楽しく優雅で愛らしく・・・2009年01月10日 17時06分16秒

ウィーン・モーツァルト少年合唱団

Weihnachten im HEILIGEN LAND / DEUTSCHE WEIHNACHTSLIEDER GESUNGEN VON DEN WIENER MOZART SANGERKNABEN (vogue schallplatten GEMA LDVS 17059)

Dirigent Erich Schwarzbauer

いや~、ビックリ! 

1965年という時代が歌わせているのだろうか? モーツァルトさんたち、かなり大人びたしっかりした音色の合唱を聴かせている。

華やかなオーケストラとの共演(曲数的にはオーケストラがメインか?)で、ドイツのクリスマスはにぎにぎしくもガッシリ堅固。

が、せっかくの合唱が少なすぎる・・・。
1面にたった2曲じゃねえ・・・。でも、その2曲、特に7.Ihr Kinderlein kommet が曲にスピード感があって、お兄ちゃんソプラノで、ちょうど60年代の日本CHOIRの実力ソリストさんたちみたい。

次々のソロくん、デュエット君たちが大人びて魅力的なのだ。
しかも喉全開で、清々しくも気持ちの良いこと。
上手とは違うかもしれないしれないけれど、そんなことどうでもよくて、一人一人に歌心がある感じが聴いていてとても良い。

第2面はモーツァルトくんたちの面目躍如。
彼らの出番が多くなる。

合唱の背後に微かに聞こえるカリヨンも雰囲気抜群。

そして、合唱団員に高潔ソプラノくん&アルト君がいて、高潔くんたちが合唱を押し上げている。

1965年前後はWSKも良いけれど、なんとなく、世界中のCHOIRが良いような気がする。
この盤のモーツァルトさんたちもそうで、WSKよりもWSKっぽい。
揃いきれないようにザラザラしている声も、少年らしい合唱で、魅力。

こういう合唱団があったとは。

そして消えてしまったとは。

この盤自体は、かなりの拾い物の1枚。

・・・好きなCHOIRでもあったのに、無くなったのが惜しまれるCHOIR。

20世紀に聴いたナンバー1の合唱とソロ集2009年01月11日 10時47分52秒

ナンバー1の合唱とソロ集

Oue Best 「1」s in the 20th century

2001年頃にCHOIR友だちとあげた演奏です。

ちなみに
私が選んだのは

3.Magnificat(12 voices) :Polskie Slowiki
13.ON WINGS OF SONG:NICHOLAS SILLITOE

です。

Mikolaj Zielenski 作曲のMagnificat(12 voices) は、Treble Soloから始まる曲。次にTと超B-Sが重なり、それからB-Aが出てきて・・・と、ソリストの声が楽しめる編成で歌われているので、声でも旋律でも聴かせる曲です。
このとき、ポルスキーのTrebleたちは、柔らかな金管系で、一言ではくくれないですが、英国系を聴きなれた耳には馴染みます。

ボーイ・ソプラノ Twice Were Angels:Tradition of Boy Trebles II ~ イギリスが誇るボーイ・ソプラノくんたちのカタログ的なCD 第2弾2009年01月12日 18時13分22秒

Twice Were Angels

C&P 2008 GCCD 4065

CHOIR友だちが薦めてくれたCDをアマゾンに発注しようとしてアンドリュー・ジョンソンのCDを見つけました。
と、そのCHOIR友だちにメールしたら、Sが入っている、ANDREW JOHNSTON ・・・の返事が来ました。

道理で顔が違っている!・・・と、相変わらず、注意力無し気力なしの私。

さて、Twice Were Angels

The Better Land よりは時代が新しいけれど、手に入れそこなった今となっては、なかなか手に入らない音源の主人公たち。
・・・聴いてみたら、しっくり、きました。

まだ聴いたことが無かったソリスト君もいたし、レコードを手に入れるまでの気持ち繋ぎかな。

LP1枚を丸々聴いたら、もしかしたら、キビシイ(退屈?スミマセン)かもしれないボーイ・ソプラノ・ソリストくんたち。

でも、1枚のCDから次々と現れてくれる彼らは、全てが魅力的に聴こえてきます。

例えば、うちにも2枚のLPがあるけれど、ここに収録されている ANDREW VICKS くん。LPで聴いた声よりもずっとGOOD。CHOIR友だちが前に教えてくれたように、LPにはなかった曲を聴く事ができるのです。

・・・音源は何処にあるんでしょう?・・・と悩ましかったりして・・・。


追記:

イギリス系に造詣が深いCHOIR友だちから薦められたCDは、CEREMONY (York Ambisonic / YORK CD 202)です。

CHOIR友だち曰く「聞いて損はしないと思います。」なそうです。

ボーイ・ソプラノ ANDREW JOHNSTON ~ しなやか伸びやかつやつやストレートの声で真っ向勝負したボーイ・ソプラノCD2009年01月13日 17時31分11秒

ANDREW JOHNSTON 

ANDREW JOHNSTON ONE VOICE (88697351872)

これが「S」を見落としてアンドリュー・ジョンソンだと勘違いして買ってしまったCDです。はっはっは・・・。

が、うっかり購入してしまって、ハナマルでした。

完璧、木管系、イギリスの伝統的聖歌隊系ソリストくんの味わいバッチリ。
しかも、・・・上手い。
上手い、というよりも、声も、表現も、・・・音そのものが楽器(名器)のごとく、なめらか・・・。

・・・破綻がないなあ・・・。

もう一人デュエットの相手は女声のような気がするけれど、演奏としては、より完璧。
背景の合唱も、完成度が高い。
・・・作品として、このCDの完成度が高いのだなあ。

声で描かれているのは、あの可愛いクワイヤ・ボーイズやリベラの世界に近い。

が、声をストレートに拾っているので、格段にこっちが勝ち!

自信満々で勝負に出て、自信のとおりにあっさり勝ったような、内容のCD。

歴代の膨大なソリスト群&SP・LP・CD群と比較しても、かなり良い出来だと思うけれど、軽クラシック(POPSもあるし)的な選曲も効いているのかもしれない。

私は好きな「声」ですね。

女声の比重も多いような気もするけれど、メンドリ系ソプラノではなくてストレート系なので、それもマル。

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H様へ追記:私はこのCDをアマゾンで買いました。まだ、ありましたよ。