少年合唱 Choir of St. John's College Cambridge ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊~2012年来日公演組が活躍する盤2016年09月21日 08時37分09秒



なによりも2012年の来日コンサートを楽しんだ方は、手元に置きたい1枚だと思います。来日時の演奏プログラムよりは、よりイギリスっぽい選曲(父子Wesley作品)になっていますが、ソリスト名に懐かしく思われる方も多いことでしょう。録音メンバーが、来日メンバーとほぼ合致していますから、音のテイストもコンサート時のままと思われ、記念としての付加価値もある録音です。トレブル・ソロが多いのも、ボーイ・ソプラノ・ファンには嬉しいところです。音は実に英国聖歌隊的で、英国聖歌隊という王道のイメージの中にある上手な演奏のようにも思えるのですが、では無数に存在する英国聖歌隊の中で何を売りにしていて、どんな音を目指して行くのでしょうか。私は1980年代初め頃までなら、特長的だったセント・ジョンズの合唱の音のテイストについて聴き分け可能でしたが、何年か後に合唱が英国的に普通っぽく変貌してからは、コレクションも控えていました。指揮者も変わっていたのですね。昔の音の再現を望んだりはしませんが、出来たら、独自の個性が欲しいと思います。な~んて、気持ちよく音が響いているのに、何言ってんですかね、私。でも、男声部はもうちょっと洗練されても良いかも。ブックレットに掲載されている写真の彼らがステキです。

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